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2018.8.7

Fiber Mapper Ver.1.0をリリースしました

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: 技術情報
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J-Composites

今回は、樹脂・複合材のプロセスおよびプロセスチェーン解析を支援するJ-Compositesシリーズ第2弾として2018年8月にリリースしたばかりの『Fiber Mapper Ver.1.0』を紹介します。

プロセスチェーンシミュレーション プロセスチェーンシミュレーション

Fiber Mapperは、射出成形中の材料特性変化を考慮した構造解析をアシストするツールです。樹脂流動解析ソフトウェアとLS-DYNAの繊維強化樹脂材料向けの材料モデル(*MAT_4A_MICROMECH:*MAT_215)を繋ぐインターフェースとしてJSOLが開発いたしました。

成形結果を考慮した構造解析

繊維強化樹脂材料、特に不連続繊維強化樹脂材料は、繊維分散の強化形態をとります。そのため、製品性能を予測するためには、成形中に発生する「成形品内の繊維配向分布に伴う材料特性変化」を考慮した構造解析を行うことが重要です。*MAT_215は、ミクロ構造(繊維配向、繊維長、繊維含有率)を考慮したマイクロメカニカルモデルで、LS-DYNAのR10.0.0から使用可能になりました。樹脂流動解析で得られた繊維配向結果を*MAT_215に引き継ぎ、インプットとして用いることで、成形過程を考慮した構造解析、つまりプロセスチェーンシミュレーションが可能になります。

繊維配向コンター図
繊維配向コンター図

樹脂流動解析結果のマッピングと入力データ作成

Fiber Mapperには、樹脂流動解析結果を構造解析用メッシュにマッピングする機能と*MAT_215用のインプット作成機能があります。*MAT_215を用いたプロセスチェーンシミュレーションを行うためには、Fiber Mapperの使用が不可欠です。

繊維強化樹脂材料を用いた製品開発にLS-DYNAとFiber Mapperをご活用ください。

Fiber Mapperは、今後、さらなる機能拡張を計画しております。開発リクエスト等ございましたら、弊社までご連絡ください。

Fiber MapperおよびJ-Compositesの詳細につきましては、こちらからお問い合わせください。

マッピングフロー マッピングフロー

圧縮成形解析との連携(開発予定) 圧縮成形解析との連携(開発予定)

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