ARUP software Version 16の注目機能

カテゴリー: ：技術情報 / 機能紹介

関連製品: ： ARUP software / LS-DYNA

ARUP softwareは、自動車衝突安全解析に携わるエンジニアをサポートする自動車衝突・乗員安全解析用プリポストプロセッサーです。衝撃・構造解析ソフトウェアLS-DYNA用の大規模かつ複雑な自動車衝突解析モデルのセットアップを効率的に行い、また車体挙動や乗員傷害値などに関する解析結果の評価を簡単な操作で行えるよう開発されました。

複雑なモデル作成の工数を大幅に軽減するPRIMER、解析結果を効率的に処理するD3PLOTとT/HIS、解析報告書の作成を自動化するREPORTERで構成され、解析精度向上や操作の簡略化による工数削減を求めるお客様の声に応えて改良を続けています。最新版のV16でも、大規模モデルへの対応を含め、さまざまな改良がなされました。

図1.ARUP software：PRIMER、D3PLOT、T/HIS、REPORTER

処理速度の高速化

入出力速度向上

並列処理の改良等によりI/O処理速度の大幅な改善を実現しました。

図2.PRIMERのI/O処理速度の改善

描画速度向上

・ブランク/アンブランクの処理速度：2倍以上

・パート/要素/節点のエリア選択処理速度：2倍以上

・モデル断面のドラッグ操作速度：5倍以上

モデルチェック速度向上

・一般的なモデルで最大20%以上

・多数のソリッド要素および肉厚シェルがタイドされるモデルで2倍以上

・接着要素とスポット溶接のコネクションを含むモデルで2倍以上

モデルハンドリングの強化

マルチステージの位置合わせ

ダミーの位置合わせとシートつぶれを、1度の解析で段階的に出力できます。

図3.各段階のダミー位置を1度の解析で出力する例

暗号化されたzipファイルの読み込み対応

暗号化されたファイルを、プリプロセッサーPRIMERから直接パスワードを入力して展開できます。

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ARUP softwareは、自動車衝突安全解析に携わるすべてのエンジニアをサポートするLS-DYNA専用のプリポストプロセッサーです。
JSOLでは、ARUP softwareをベースにしたエアバッグ折り畳み解析システムJFOLDや、シート設計を効率化するデータベース統合解析システムJ-SEATdesignerなども提供しております。

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