
CAE Technical Library 注目機能紹介 - CAE技術情報ライブラリ
鍛造シミュレーションソフト“AFDEX”は、優れた操作性、強力なメッシャーを持つCAEソフトウェアです。主に生産技術の現場で利用されるソフトウェアであるため、操作性の良さだけでなく、計算を短時間で解くことも求められます。
近年のAFDEXのバージョンアップでは、GUIや機能面の改良・追加に加えて、ソルバー改良にも力を入れています。今回の注目機能紹介では、AFDEXのバージョンアップにともなう計算高速化実績についてご紹介します。
AFDEX V18R02
AFDEX V18R02は、2018年12月に国内リリースされたバージョンです。
旧バージョン(V16R01)よりも、計算処理時間を飛躍的に短縮しました。
等温成形解析の高速化事例:等温解析 2工程
非等温成形解析の高速化事例:非等温解析 2工程
※計算マシン:Dell Precision T3610, Intel Xeon CPU E5-1650 v2 @3.50GHz, RAM 16.0GB
※計算コア数:2D 1Core 3D 4Core(Direct solver, 64bit)
※計算時間短縮効果は、解析モデル・解析条件により異なります
AFDEX V19R01
AFDEX V19R01は、開発中の最新バージョンです。
V19R01では、特に複雑形状部品の解析など、モデル規模が大きい解析の計算高速化に効果があります。
3D熱間鍛造事例の高速化事例
※開発元MFRC社の測定実績です
3D冷間鍛造事例の高速化事例
ご紹介したように、AFDEXはバージョンアップにより計算時間の短縮が可能です。AFDEXユーザー様には、最新版のご利用をお勧めします。また、鍛造のシミュレーションをご検討の方は、ぜひ、操作性と処理速度に優れたAFDEXをお試しください。
AFDEXは、今後もさらなる機能拡張や改良が計画されております。今後のソフトウェアの発展にご期待ください。
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