[解析事例] 吉田-上森モデルによるハイテン材の高精度スプリングバック予測
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バウシンガー効果、除荷ヤング率の塑性ひずみ依存性を考慮した解析が可能
高張力鋼鈑が適用された部品は、その材料特性からスプリングバックの発生による寸法精度不良が非常に大きな問題となっています。
JSTAMPでは、“吉田−上森材料モデル理論”をベースにした高精度スプリングバック解析モジュールを標準搭載しており、バウシンガー効果、除荷ヤング率の塑性ひずみ依存性を考慮した解析が可能です。ハイテン材、アルミ材にも対応しています。
ハイテン980材センターピラー加工解析事例
ハイテン材センターピラーのドロー成形時のスプリングバック挙動について、実測値とJSTAMPによるシミュレーション結果を比較しました。解析結果は実パネルと90%以上で誤差1.0mm以内で一致しました。
実パネルとの誤差 | 面積率 |
---|---|
0.25mm以内 | 32% |
0.50mm以内 | 59% |
0.75mm以内 | 80% |
1.00mm以内 | 91% |
吉田-上森材料モデルによるバウンシンガー効果の高精度な表現
吉田-上森材料モデルの応力-ひずみ挙動
バウンシンガー効果(応力反転時の変形抵抗の低下)が強く現れる超ハイテン材のスプリングバック予測では、材料挙動の正確な予測が必要です。吉田-上森材料モデルは、ハイテン材の曲げ成形などで非常に高精度なスプリングバック評価ができると世界的に高評価を得ています。
事例一覧
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