[導入事例] サンルーフのベアリングにかかる荷重応答
- 事例カテゴリ
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- 構造解析
- 使用モジュール
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- Digimat-MF/MX/MAP/CAE
- 事例提供
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- Ticona GmbH、INTEVA
Digimatの使用により実物の試験と解析の合わせ込み作業の削減が可能
Ticona GmbH社は、ソリューション主導型高機能エンジニアリングプラスチックメーカーです。ほとんどの主要産業における、密なるエンジニアリング設計サポートしています。Digimat-MX材料データベース用材料サプライヤでもあります。
- 導入企業様 プロフィール
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- Ticona GmbH
- ・業種 : プラスチックメーカー
- ・導入時期 :
導入のきっかけ
Ticona GmbH社は、
・強化プラスチックを用いたサンルーフのベアリングの正確なモデル化
・有限要素解析による高品質かつ精度の高い予測結果の取得
・多種多様な荷重条件に適用できる、ユニークで有効とされた材料の利用
という課題と目的がありました。
そこで、Digimatを用いて、繊維配向に対して0°および90°で切り出した板から作成したダンベル片を基本とし弾塑性ミクロ力学モデルを測定。また、2つの異なる荷重条件(全体および局所)をそれぞれ異なる等方性アプローチとDigimatのマルチスケールモデリングで設定を行いました。
導入効果
等方性材料モデルを使用した場合、 (計算結果を)実験の荷重変位曲線に一致させるためには、局所的なケースと全体的なケースに対してそれぞれ異なる係数が必要でした。Digimatのミクロ力学モデルでは、射出成形シミュレーションによって考慮された繊維配向を含んだ材料モデルが使われるため、両方の荷重条件を正しく再現したのは、Digimatのミクロ力学モデルのみでした。また、Digimatの各相ごとの結果表示で部品の要注意箇所を特定することができ、破断実験と比較し良い結果を得えることができました。
全てのお客様にソリューションを提供することがTicocaの願いです。迅速かつ高品質なCAE予測の提供は、新製品開発に不可欠です。お客様からは詳細な構造応答予測と最適な金型設計に基づくソリューションを求められているので、実試験の結果から、Digimatを利用し、MoldflowとAnsysの構造解析を連携させることでお客様の要望を満たせると確信しました。
(Ticona GmbH社 CAE設計リーダー Ulrich Mohr-Matuscheck氏)
事例一覧
- 材料設計
- 構造解析
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- バッテリーハウジングの落下解析
- 繊維配向を考慮した疲労解析
- 3Dプリンタ成形品の破壊予測とデザイン最適化
- 可変バルブ機構の構造解析
- ラジエーター冷却タンク結合ピンの強度解析
- 圧力容器の材料変更による設計検討
- 樹脂積層造形インテークマニホールドの強度解析
- 短繊維強化材を用いた自動車部品の剛性解析
- 繊維配向分布/繊維長分布/繊維密度分布を考慮した衝撃解析
- 携帯電話の落下解析
- 射出成形のゲート位置による配向を反映した衝撃解析
- 積層角度を考慮したCFRPプレス事例
- 繊維強化部材の非線形強度解析
- ブラケットの剛性解析
- Bピラー下部の衝撃解析
- 多機能シートパンの剛性・破断予測
- サンルーフのベアリングにかかる荷重応答
- エンジンマウントの軽量化
- 繊維配向を考慮した熱ひずみ解析
- 長繊維強化樹脂を用いたバルクヘッドの剛性解析
- ※Digimatの開発元はe-Xstream engineering社です。http://www.e-xstream.com/
- ※記載されている製品およびサービスの名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。