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[解析事例] 体積弾性率評価

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力学・粘性・粘弾性
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事例データDL

分子構造と体積弾性率の関係

目的と手法

分子動力学エンジン「COGNAC」を用いることで、力学特性(体積弾性率)を評価することが出来ます。具体的な計算手順は、すでに作成されている系に対して圧力を変化させる計算を実施することで系の体積変化を評価します。結果として、以下の式を用いることで体積弾性率を得ることが可能です。

計算式

解析結果

一般に、ガラス転移温度前後では体積弾性率が急激に変化することが知られています。ここでは、アモルファス状態のポリエチレン(PE)を対象にガラス転移温度(PEの場合250[K]前後)の前後の温度において体積弾性率の計算を実施しました。図1は計算により得られたPEの圧力−比体積のグラフです。今回の計算ではグラフから体積弾性率の値は以下のように見積もられました。

  • 温度T = 150[K]: 体積弾性率K = 3.77[GPa]
  • 温度T = 350[K]: 体積弾性率K = 0.66 [GPa]

PEの体積弾性率推算 図1. PEの体積弾性率推算

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