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[解析事例] 相図からのχパラメータ推算

その他の手法
界面・相分離・粒子分散性
マテリアルサイエンス

実験の相図データをもとにFlory-Hugginsのχパラメータを推算

目的と手法

UCST 型の相図を示すPS/PB混合系の曇り点のデータ[1]からFlory-Hugginsの理論を用いてχパラメータを推算しました。今回、χパラメータの濃度依存性は弱い系のため、χパラメータは簡易的に、

χパラメータの温度依存性

の形を用いました。計算にはJ-OCTAのオプションツールを用いています。

解析結果

図1に推算結果を示します。横軸はPSの体積分率、縦軸は温度です。このように入力した実験値に対応した共存曲線とスピノーダル曲線が得られました。

実験データに対する共存曲線とスピノーダル曲線 図1. 実験データに対する共存曲線とスピノーダル曲線

  • ●参考文献
  • [1] R. J. Roe, W. C. Zin, Macromolecules,13, 1221 (1980)

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