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[解析事例] 粗視化モデルによる脂質膜の解析

粗視化MD
分子構造・親和性・溶解性
ライフサイエンス

MARTINIモデルを用いた脂質二重膜やLNPモデル作成

脂質分子は生体膜の主要な構成成分であり、種々の脂質分子が自己凝集して平面膜や球状の膜を形成します。
脂質膜を分子シミュレーションで解析する場合、全原子モデルや粗視化モデルが使われます[1]。ここでは粗視化モデルの1つであるMARTINIモデル[2]による解析事例を紹介します。
図1はリン脂質の1種であるDPPCとコレステロールからなる平面二重膜です。脂質膜の解析においては膜の構造的な特徴として厚みや密度、力学特性などが着目されます[3]。

脂質で構成されるLNP(Lipid Nano Particle)は生体への適合性が高いため、ドラッグデリバリーのために用いられています。図2に示したのはDPPC, DOPC, コレステロールからなる直径約2nmのLNP(球状の脂質二重膜)のモデルです。J-OCTAではこのような脂質膜モデルを簡単に作成し、MD計算による解析を行うことができます。

図1. DPPC-CHOLからなる脂質二重膜の粗視化(MARTINI)モデル図1. DPPC-CHOLからなる脂質二重膜の粗視化(MARTINI)モデル

図2. LNPのMARTINIモデル図2. LNPのMARTINIモデル

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